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Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100629-00000039-zdn_pc-sci" target="_blank">“倍速補間×超解像”で動画に特化した23型フルHD液晶――三菱電機「RDT232WM-Z(BK)」を試す(+D PC USER) 液晶ディスプレイの動画表示性能を高めるには、いわゆる“動画ブレ”の低減が高いハードルになる。ここ数年で応答速度はかなり高速化され、オーバードライブ回路の採用例も増えてきたが、決定打にはなっていない。液晶ディスプレイの表示は「ホールド型」(次の画面が描かれるまで前の画面を表示し続ける)という仕組み上、どんなに応答速度を速めたとしても、人間の目では動画ブレを感じやすいのだ。 【拡大画像や他の画像】 動画ブレを低減する機能の次の一手としては、家電の液晶テレビで既に多くの採用実績がある「倍速駆動」と「倍速補間」が注目されている。従来の液晶ディスプレイは60Hzのリフレッシュレートで画面を描画(60分の1秒ごとに画面を描き換え)していたが、これを120Hzに高速化したのが倍速駆動だ。画面のフレームレートにいい換えると、60fpsを120fpsに倍増させることを意味する。もう1つの倍速補間は、60fpsの映像で前後フレームの差分を計算して新しく中間フレームを作って挿入し、120fpsの映像として表示する機能だ。倍速駆動と倍速補間によって、内容が異なる1画面(1フレーム)が2倍の速さで切り替わるため、動画ブレが減ってより滑らかに表示される。 前置きが長くなったが、今回レビューする三菱電機の「RDT232WM-Z(BK)」は、PC用の液晶ディスプレイとして初めて倍速駆動と倍速補間の両方に対応したモデルだ(国内販売のスタンドアロン型PC用液晶ディスプレイにおいて業界初。2010年5月18日現在、三菱電機調べ)。 ●23型フルHDの倍速パネルを採用 はじめに基本的なスペックや外観をまとめておこう。TN方式の液晶パネルを採用し、画面サイズは23型ワイド、画面解像度は1920×1080ドットのフルHD、画面の表面処理はグレア(光沢)タイプだ。輝度は300カンデラ/平方メートル、コントラスト比は1000:1(CRO有効時は5000:1)、グレーからグレーの応答速度は3ms(オーバードライブ搭載)、視野角は上下/左右とも160度となる。 最大表示色は約1677万色(約10億6433万色中)で、8ビット入力した映像を10ビットに多階調化して階調表現力を高める「10ビットガンマ」機能も搭載する。 液晶パネルがTN方式なので、上下方向の視野角による色度変化は大きいが、寝ころんで画面を見上げる場合など、下から見た状態での色変化をガンマ補正で改善する「ルックアップ」モードも備えている。画面を見る角度に応じて補正の強度が違うルックアップ1/2の設定を選択可能だ。 そもそも、画面サイズが23型ワイドとパーソナルユースを想定した大きさなので、ほとんどの場合は視野角の問題が気にならない正面から画面を見ると思う。静止画の色再現性を追求したディスプレイではなく、動画視聴用であることも考えると、視野角に関しては神経質に考えることはないだろう。また、グレアタイプの画面は外光の反射が目立ちやすいものの、蛍光灯などの光源が直接映り込まなければ、それほど気にはならない。 なお、120Hz駆動の液晶パネルを搭載しているが、これは倍速補間のためであり、高リフレッシュレート信号の入力や、NVIDIAの3D Visionをサポートするわけではない。 ●充実した映像入力に個性的なスタンド機構 映像入力は充実している。PC用はDVI-DとアナログRGBのD-Subが1系統ずつ、ビデオ用はHDMIが2系統とD5が1系統だ。HDMIの2系統はPC入力もサポートしている。本体には出力3ワット+3ワットのステレオスピーカーを内蔵するため、PC用のステレオミニ音声入力1系統と、D5用のRCAステレオ音声入力も持つ。もちろん、HDMI入力ではケーブル1本で映像と音声を入力し、内蔵スピーカーから音声を出力できる。 本体サイズは546(幅)×230(奥行き)×453(高さ)ミリ、重量は約6.1キロだ。スタンド機能はなかなか個性的で、上20度/下5度のチルト調整に対応するほか、ブロックネック式の高さ調節機能を備えている。3個のブロックネックが付属し、1個のブロックネックを取り付けると、画面の位置が30ミリ高くなる仕組みだ。 また、スタンドの後方部分が取り外せる構造になっており、本体の背面を壁にほぼ密着させた状態で設置することも可能だ。設置上の奥行きを約10センチほど稼げるので、机上のスペースを少しでも確保したい場合に助かる。 ●使いやすい付属リモコンで多彩な機能を操る RDT232WM-Z(BK)には赤外線リモコンが付属し、OSDの操作や入力系統の切り替えなど、大半の操作を離れた場所から手軽に行える。各種機能をオン/オフしたり、輝度やスピーカー音量などの値を増減するための独立ボタンが豊富なので、目的に応じたすばやい操作が可能だ。入力系統の切り替えも全5系統に個別のボタンが設けられているため、ワンプッシュで希望の入力系統を選べるのは重宝する。 OSDメニューはタブ画面を用いた階層構造だ。最大で3?4階層とやや複雑だが、各階層のタブが常に表示されているため、全体像を把握しやすく、リモコンで操作できることから面倒は少ない。 中核となるのは、第1階層目の「映像モード」だ。映像モードの下(第2階層)に「静止画モード」と「動画モード」があり、さらに第3階層として用途別の細かい画質モード(DV MODE)が用意されている。動画モードはテレビ、シネマ、ゲームの3種類から、静止画モードはスタンダード、IVテキスト、フォト、sRGBの4種類から選べる。各画質モード内の設定項目は共通化されている(画面モードによって設定できない項目も一部ある)。動画モードと静止画モードはリモコンのDV MODEボタンで切り替え可能だ。 設定項目では、動画の高画質化機能に関するものが多い。詳細は後述するが、倍速補間の倍速クリアピクチャー、シネマモード、超解像モード、ノイズリダクション、ダイナミックコントラスト、CRO(コントラスト・レシオ・オプティマイザー)、黒白伸張などだ。これらの項目は、静止画モードでは基本的にオフで使うことになる。 色温度は第1階層の「RGBカラー」以下で調整する。液晶パネルの色域をフルに使う「NATIVE」のほか、5000/6500/9300/10000Kの色温度がプリセットされている。各プリセット値ではRGBバランスも微調整でき、RGBバランスを変更すると「USER」設定となる動作だ。RGBバランスを調整するとプリセット値は失われるが、「リセット」を実行することで元に戻せる。 スケーリング機能にも不満はない。フルスクリーン拡大の「フル」、アスペクト比を保った拡大の「アスペクト」、入力解像度の縦横を2倍に拡大する「2×ズーム」、ドットバイドットの「リアル」から選択可能だ。また、D5入力とHDMI入力(PC接続を除く)では、93/95/98/100%のオーバースキャン調整も行える。 ●倍速クリアピクチャーをはじめ、動画の高画質化機能は効果大 最大の特徴といえるのが、冒頭でも述べた倍速駆動&倍速補間の「倍速クリアピクチャー」機能だ。結論からいって、その効果は非常に大きい。もっとも分かりやすいのは、テレビ番組や映画の最後に流れるテロップだ。従来の液晶ディスプレイ(60Hz駆動)と見比べてみると、倍速クリアピクチャーを有効にしたRDT232WM-Z(BK)では、テロップ文字の輪郭のぼやけが大幅に低減されて鮮明に見える。同様に、サッカーやフィギュアスケートといったスポーツ映像でも、倍速クリアピクチャーの効果がはっきりと実感できる。多くの映像で、倍速クリアピクチャーは有効との印象を受けた。 また、RDT232WM-Z(BK)は、独自の画像処理LSI「ギガクリア・エンジン」を搭載している。コントラスト補正やノイズリダクションなどの機能を備えるが、目玉は「超解像技術」だ。超解像は、映像のぼやけ成分を解析して補正することで、解像感やクッキリ感を高めた映像表示を可能にする。低解像度の映像を拡大表示する場合でも、高い効果が得られる点に注目したい。RDT232WM-Z(BK)ではギガクリア・エンジンが進化し、超解像の強度とダイナミックコントラストの強度を、10段階で細かく調整できるようになった。 超解像技術は、倍速クリアピクチャーと併用で機能するのもポイントだ。超解像技術で映像のぼやけ成分を補正した後、倍速クリアピクチャーで中間フレームを作り出す(映像を120fps化)。これによって、Blu-ray DiscタイトルのHD映像のように元から高品質な映像だけでなく、DVD-VideoのSD映像や、動画共有サイトの低解像度な映像などでも、高い解像感と少ないぼやけ感でスムーズに表示してくれる。 もっとも、倍速クリアピクチャーは、あらゆる映像で万能というわけではない。映像の前後フレームを解析し、存在しない中間フレームを作るため、場合によっては自然な中間フレームを生成できず、映像が崩れてしまうことがまれにある(これは液晶テレビでも同様だ)。また、超解像技術は映像のぼやけ成分を補正するが、カメラの背景ボケなど映像制作上の意図的なボケも補正されることから、ソース映像の再現性が損なわれる場合があるのだ。例えば、芸術性の高い映像作品を忠実に見たい場合などは、倍速クリアピクチャーの強度(弱/強/オフ)や超解像の有効/無効を切り替えながら、見比べてみることをおすすめしたい。 映像作品の観賞という点では、「シネマモード」も見逃せない。24fps映像を自動判別して忠実に再現(各フレームを5倍に増やして120fps化)する「フィルムモード」と、24fps映像をフレーム補間(4フレームの補間映像を作って120fps化)する「なめらかモード」の2種類が選べる。フィルムモードは画面の動きが若干カクつくシーンがあるため、映像の作品性を重視するのでなければ、シネマモードは無効か、なめらかモードを試してみるのがいいだろう。 これら動画の高画質化機能は、有効と無効、および強度を調整できるので、好みの設定に追い込んで利用したい。最大公約数的な設定に固定するのは難しいが、個人的には倍速クリアピクチャーとノイズリダクションは常に有効にして使っても問題ないと感じた。超解像やシャープネス、ダイナミックコントラストの強度、黒白伸張の有効/無効などは、映像と好みに応じて微調整することで、本来の実力をより引き出せる。超解像はかけ過ぎないのがコツだろう。 なお、高速なレスポンスが要求されるゲーム向けの機能として、映像処理をスキップして画面描画の遅延を減らす「スルーモード」も搭載している。スルーモードを有効にすると、倍速クリアピクチャー、シネマモード、PinPが無効となり、スケーリング機能はアスペクト、オーバースキャンは100%に固定される仕組みだ。倍速補間には処理時間がかかるので、スルーモードの搭載はゲーマーにとってありがたいだろう。 ●PinP機能や専用ツール「ギガクリア・ウィンドウ」も便利 親子画面のPinP(ピクチャー・イン・ピクチャー)機能もあり、HDMIとDVI-Dというデジタル入力の同時表示が可能だ。HDMI同士やD5とD-SubのPinPはできないが、従来モデルはHDMIとDVI-DのPinPに対応していなかったため、使い勝手が向上している。DVI-DのPC入力映像を親画面として、HDMI入力したAV機器やゲーム機の映像を子画面表示する使い方が快適だ。子画面の表示位置は四隅、表示サイズは3段階で付属リモコンから変更できる。親子画面を入れ替えたり、内蔵スピーカーで出力する音声の選択も付属リモコンで可能だ。子画面だけに超解像技術を有効にできる点も気が利いている。 Windows Vista/7専用ソフトウェアの「ギガクリア・ウィンドウ」は、マウスのドラッグで範囲選択した画面上の特定エリア(四角形内)のみ、超解像技術を有効にするものだ。通常のデスクトップやアプリケーション類は超解像技術を無効(有効だと文字やアイコンの輪郭が不自然になりやすい)、動画プレーヤーソフトの再生画面やWebブラウザの動画再生エリアは超解像技術を有効といったように、動画をフルスクリーンで再生しない場合に役立つ。ギガクリア・ウィンドウでも、超解像の強度は細かく設定可能だ。 ●現状で動画重視の個人向け液晶ディスプレイとしては最高クラス 以上、RDT232WM-Z(BK)を使ってみて、動画重視の個人向け液晶ディスプレイでは現状で最高級の機能と性能を備えていることが確認できた。倍速補間や超解像といった新技術に目を奪われがちだが、多彩な入力系統やスケーリング、柔軟な設定が行えるOSD、PinP、ギガクリア・ウィンドウなど、全体的な機能がとても充実しており、付属リモコンによる操作性もよい。 2010年6月29日時点で倍速補間に対応したスタンドアロンのPC向け液晶ディスプレイは、RDT232WM-Z(BK)以外にナナオの地デジチューナー内蔵ゲーム用モデル「FORIS FX2301TV」しか存在せず、まだ貴重な存在だ。 気になる価格だが、実売価格は大手量販店で5万4800円前後、ショップによっては4万円台まで下がっている。昨今は液晶ディスプレイの低価格化が一層進んでおり、同サイズのフルHD液晶ディスプレイが2万円前後で購入できるため、割高に見えるかもしれないが、搭載する機能や表示性能、三菱らしい細部の作り込み、カスタマイズ可能な設定項目の多さまで考慮すれば、むしろ買い得感が高いといってもいいだろう。 PCでの動画再生はもちろん、HDMIやD5でAV機器/ゲーム機を接続して使うなど、最近の液晶テレビのように、映像コンテンツをクッキリ滑らかに表示できるディスプレイが欲しいなら、必ずチェックしておきたい1台だ。【林利明(撮影:矢野渉)】 【関連記事】 ・ 120Hz駆動×超解像×2系統HDMI+D5で5万円台半ば:三菱、業界初の“倍速補間”対応23型フルHD液晶ディスプレイ「RDT232WM-Z(BK)」 ・ 三菱、IPSパネル採用/多系統入力装備の23型ワイド液晶「RDT232WX」 ・ 三菱、低消費電力パネル採用の23型フルHD液晶「RDT232WLM」 ・ ここまでデキて5万円前後:高速IPS液晶と超解像が光る23型フルHD液晶――三菱「RDT231WM-X(BK)」を攻略する ・ 予想実売価格は5万2800円前後:三菱、PC用IPS液晶ディスプレイで最速応答をうたう23型フルHD“超解像”モデル「RDT231WM-X(BK)」 これからも旬な話題に関するニュース・トピックスを、どしどしお届けしていきます。 このような最新話題の情報をチェックする際は、是非、またお立ち寄りください。 >中小企業向けマーケティングDB >時計修理【東京/新橋】ロレックス >電話代行【東京】バーチャルオフィス >産業医 募集【紹介と求人】大阪 >適格年金/適格退職年金【大阪】 >エステサロン【大宮/宮原】デトックス >会社設立 大阪【兵庫】法人設立 >税理士【大阪】会計事務所 >広告費削減【SEO対策】 >楽天お得情報マニア PR |
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