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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110128-00000007-fsi-bus_all" target="_blank">バレンタインにも「慈善ブーム」　チョコメーカーなど３年ぶり平日に期待（フジサンケイ　ビジネスアイ）


　２月１４日はバレンタイン・デー。今年は３年ぶりの平日バレンタインで「義理チョコ」需要増加が見込まれ、メーカーや小売りは、シンプルでおしゃれな板チョコなどのラインアップを拡充する。一方、プレゼント対象の広がりから、チョコとチャリティーを結びつける動きも顕在化、新市場の開拓に期待が集まる。



　「味やデザインが華やかな板チョコがトレンド」というプランタン銀座は今年、板チョコ主力のブランドを、昨年の２店から４店に増やした。日本初上陸の「マストブラザーズ」（１枚１２６０円）のほか、いずれも深い味わいと洗練されたパッケージで、１月中旬の試食会議でも人気を集めた。



　明治製菓の「１００％チョコレートカフェ」（東京都中央区）も、カラフルなパッケージの板チョコが主力。コードナンバーを記したレギュラー５６種類（２００?３００円）に加え、シャンパン仕立てのチョコとピーチをブレンドした「２１４スペシャル」（３００円）を追加。ストロベリー味の「３９」と合わせた「サンキューセット」（５００円）などを販売する。



　平日バレンタインの今年は、義理チョコのほか、友人に贈る「友チョコ」や自分へのごほうびの「自分チョコ」の増加も見込まれる。フェリシモの調査では、「複数にあげる」女性は１６ポイント増の７７％。「６人以上」も２１％あり、持ち運びやすい板チョコへの追い風となっている。



　プレゼントを贈る対象も多様化する。ＡＫＢ４８のメンバーの一人は、セブン＆アイグループのイベントで、「仲のいい自転車置き場のおじさんに贈ります」と語った。同社は「バレンタインは告白だけでない、一大ギフトイベント」と話す。



　これが転じて、「恵まれない国にも贈り物を」と、チャリティーに結びつけた取り組みも活発化してきた。イオンはフェアトレードのバレンタイン限定チョコ（５００円）を１万個販売。森永製菓もチョコ１個の販売につき１円を、国際ＮＧＯを通じて途上国へ寄付するキャンペーンを実施する。



　伊勢丹新宿店は、フェアトレードや寄付に関連したチョコを扱うショップを、昨年より３カ所増やした。消費者の反応も上々で、前年比２％増の売り上げを見込む。担当者は「バレンタインは女性による自己表現のイベント。社会貢献のチョコは“世界に目を向ける自分”を表現できるツール」と分析する。



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