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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110228-00000001-cwj-secu" target="_blank">Macをターゲットとした“手軽な”トロイの木馬が登場（COMPUTERWORLD.jp）


　英国のセキュリティ・ベンダーSophosの研究者らは先ごろ、米国AppleのMacをターゲットとしたトロイの木馬を発見したことを明らかにした。ハッカーも消費者と同じくApple製品全般に関心を持っていることの証明と言える出来事だ。



　Sophosの研究者であるチェット・ウィスニウスキー（Chet Wisniewski）氏は、「『BlackHole RAT』（RATはremote access Trojanを意味する）と呼ばれるこのトロイの木馬は、ハッキング用掲示板などならすぐ見つかる」と述べている。「YouTube」には、BlackHoleに何ができるのかを紹介するビデオまであるという。



　最低限の機能をかろうじて備えたコンセプト実証用のベータ・プログラムであるためか、SophosはBlackHoleがオンライン攻撃に使用されたケースをまだ確認していない。だが、ごく簡単に使えるソフトウェアなので、犯罪者がユーザーにこれをMacへインストールさせる方法を確立するか、ユーザーに気づかれずMacへインストールする攻撃コードが開発できれば、マシンをハッキングして遠隔操作することが可能になるかもしれないという。



　BlackHoleはWindows用トロイの木馬「darkComet」の亜種と思われるが、開発者は異なるようだ。DarkCometのソースコードは無料で入手できるため、BlackHoleを制作した人物はこれをベースに調整を加え、Mac上で動作するようにしたのだろうと、ウィスニウスキー氏は推測している。



　Mac OS XはこのところWindowsからシェアを奪いつつあり、必然的に犯罪者にとってもより魅力的なプラットフォームになろうとしている。ウィスニウスキー氏は、Mac向けマルウェアはまだ数が非常に少ないが、このほかにも、Macソフトウェアの海賊版をやり取りするファイル共有サイト上に「HellRTS」というトロイの木馬が存在していることがわかっていると述べている。



(Robert McMillan／IDG News Serviceサンフランシスコ支局)



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