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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110228-00000003-cwj-sci" target="_blank">ベライゾンとモトローラ、公的セーフティー・ネットワークにLTEを提供（COMPUTERWORLD.jp）


　米国Verizonと米国Motorolaが協力し、公共保安機関がみずからのLTE（Long Term Evolution）ネットワークにアクセスできるようにするという。同ネットワークの受信エリアは、必要に応じてVerizonが補うことになる。



　2社は今週、共同でソリューションを提供するとの発表を行った。同ソリューションにおいては、Motorolaが公共保安機関にLTEインフラストラクチャを提供し、彼ら自身が公的セーフティー・ネットワークを構築できるようにする。保安機関のネットワークがカバーしていないエリアでは、VerizonのLTEネットワークを補完的に使用することができる。



　Verizonの政府戦略担当ディレクターであるドミニク・デマーク（Dominic Demark）氏は、公共機関のLTEネットワークは700MHz帯上で10MHzの周波数を使用するものになり、この帯域はセーフティ・ネットワーク用としてすでに確保されていると述べた。Verizonは受信エリアを補い、「公共保安機関に（自身のネットワーク上で出せるおおよその速度である）5Mbpsを超えるキャパシティを提供する」ことを目指しているという。



　「公共機関の独自ネットワークが届かない場所でも、Verizonのネットワークがサポートする。また、ほかのベンダーや製造企業と提携し、Verizonネットワーク上で利用可能なデバイスを充実させるとともに、サイト共有や電波塔のコロケーションといったサービスも提供していきたい」（デマーク氏）



　今回のプロジェクトの一環として、LTEネットワークに接続するのに必要なネットワーク機器およびデバイスをMotorolaが供給する。一方Verizonは、まずは14種類のドングルから始め、近いうちに公共保安機関用にカスタマイズされたLTEベース・スマートフォンの提供を始める予定だと、デマーク氏は話している。



　連邦通信委員会（FCC）は当初、700MHz帯の大きな領域を全国的な公共セーフティ・ネットワークのために準備していたが、FCCが設定した需給均等化価格に達する入札がなかったことから、ネットワーク構築計画は頓挫した。FCC委員長のジュリアス・ゲナコウスキー（Julius Genachowski）氏は2010年に、同周波数を再度オークションにかけたいと発言したが、公共保安関連団体らはもう一度入札を行うことに果たして意味あるのかと疑問を口にしている。



(Brad Reed／Network World)



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